第5次産業革命②
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↑上の記事の続きの内容です。
量子論が発展せざるを得ない理由としてまず第一にリニアモーターカー(リニア新幹線)の存在が挙げられると上記記事で説明しました。
量子論の発展により超電導技術の発展が期待されます。
さて他にはどのような量子論に関連した技術が発展されるでしょうか??
・量子情報技術
次に量子論が発展せざるを得ない理由として情報技術の更なる発展が求められるからだと私は考えています。
☑0と1で表すビット(bit)では無く、0から1で表すキュービット(qubit)の時代へ
これまで0と1の組み合わせを用いたビットという考えを用いて情報技術が発展してきました。いわゆるデジタルということですね。アナログの時代からデジタルの時代へ様変わりしましたが、その次にアナログ出もなく、デジタルでもない時代へ様変わりすると私は考えています。そこで登場するのが量子情報技術です。
ここで量子論について詳しく述べるつもりはありませんが、量子論の基本の考え方として、重ね合わせの原理があります。何を重ね合わせるのか?状態を重ね合わせるのです。
前の記事で軽く説明したシュレーディンガーの猫の話です。箱に入った猫は生きているか死んでいるか箱を開けて目で見るまでわかりません。わからないので、生きている確率を50%、死んでいる確率を50%とし、結果は定まっていない状態として扱います。
シュレーディンガーの猫の場合、猫が生きている状態と死んでいる状態を重ね合わせているということです。
で、この重ね合わせた状態の何がうれしいかと言うと、同時にいろんな状態を重ね合わせて一度に処理を行う事ができるということです。
☑ キュービット(qubit) を用いて多数の計算を一度に計算可能!
これまで1+1という計算と2+2という計算を行う必要がある場合、計算は順番に行う必要がありました。プログラムで言うと、そのプログラムは書いた通りに上から実行されるという感じです。とにかく順番通りにしかできないのが今までの当たり前の考え方です。
ところが、量子情報技術を用いれば1+1という計算と2+2という計算を同時に行う事ができると考えられています。1+1という状態と2+2という状態を重ね合わせるのです。重ね合わせた状態は一つの量子状態としてみなし、量子演算が実行されることにより、2と4という結果を同時に得ることができます。
量子情報の何がすごいか簡単に言うと、これまで1度にできなかった処理が同時にでき、効率良くなるということです。
ただ残念ながらこの量子情報、机上ではあれやこれやと理論もありますが、実際にそんなことができるのか?まだ誰も実現させていないという状況です・・・
50年後くらいにはできて、第5次産業革命が起こるのでは?と私は思っています。